はじめに:産後太りは”勝手に”どうにかなってはくれない
みなさんこんにちは。
出産後、鏡に映る自分の体型を見て「なんでこんなに変わっちゃったんだろう…」とショックを受けたこと、ありませんか?
私も長男を出産した後、妊娠前に履いていたお気に入りのデニムが全然入らず、アウターもパツンパツン…!
産前とは比べ物にならない体形の崩れっぷりにショックと悲しみに襲われました。
ちなみに、このときの体重は産前+7kg!!(ヒャー!)
私たちを悩ませる産後太りはなぜ起こってしまうのか?
調べてみたら具体的な原因が見えてきて、対策を取れば少しづつ改善できることがわかりました。
逆に言えば、10代~20代の頃とは違い、何もしなくても勝手に痩せるあの時代は終わりました。
今回は「なぜ産後太りが起こるのか?」その原因と、忙しい毎日に追われる私たちでも取り入れやすい改善策、実際に実践して効果があった対処法を、お届けします!
以前の体型に少しでも近づけるように、一緒にほんの少しの努力を始めてみましょう!
・産後太りが起こる原因
・産後太りの対処法
・無理なくダイエットを継続するコツ
産後太りの主な原因とは?

産後の女性の身体は、出産前に比べて大きな変化が起こります。
ホルモンの変化や自律神経の乱れなど、様々な要因を耳にしたことのある方も多いのではないでしょうか。
・ホルモンバランスの大きな変化
・筋力低下と代謝の低下
・睡眠不足やストレス
・簡単な食事の誘惑
ホルモンバランスの大きな変化
妊娠中、女性ホルモン(エストロゲンやプロゲステロン)が急激に増加し、出産後は一気に減少します。
この急激なホルモンの変化が、脂肪がつきやすくなる原因の一つ。
具体的に言うと、エストロゲンやプロゲステロンは、胎児の成長を助けるためのエネルギーを蓄えるため、脂肪を蓄積しやすい体質を促進します。
また、母乳を作るホルモンが分泌されるプロラクチンには食欲を増進する作用もあります。
ホルモンの変化は自分でどうこうできるものではないので、「みんな同じ」「こうゆうものなんだ」と焦らずまずは受け止めることも大切です。
筋力低下と代謝の低下
妊娠中にお腹が大きくなると、自然と腹筋や骨盤底筋が弱くなります。
その結果、基礎代謝が低下し、脂肪が燃焼されにくい体になりがち。
また、赤ちゃんのお世話に追われて運動不足になりやすいのも一因です。
特に赤ちゃんが小さいときには、長時間抱っこしていると姿勢が悪くなり、肩こりや腰痛がひどくなると運動する気力もなくなりますよね。
睡眠不足やストレス
赤ちゃんのお世話をしていると、夜中に起きることが増えたり、思いどおりにいかなくてイライラしたり、慢性的な睡眠不足やストレスがたまりがち。
この状態が続くと、体内で「食欲を抑えるホルモン(レプチン)」が減少し、「食欲を増進させるホルモン(グレリン)」が増えるため、ストレス発散でつい食べ過ぎてしまうことも…。
夜中に授乳した後、つい「お腹が空いたから」とお菓子やカップ麺に手を伸ばしてしまい、次の日後悔するなんてこと…経験ある方もいますよね?
育児の忙しさによる「簡単な食事」の誘惑
子育てに追われ、つい手軽に食べられるパンやインスタント食品ばかりに頼ってしまうこともあります。
これらは糖質や脂質が多く、産後太りを助長してしまう原因になることがあります。
とはいえ、手を抜けるところは抜かないとやってられないのも事実。
なるべく手間をかけずに栄養も補給する方法を知っておくと、自分や家族にとっても役に立ちます。
産後太り解消のための具体的な対策

毎日の食事で「+1」を意識する
忙しい毎日に完璧な食事を目指すのは無理がありますよね。
そこでおすすめなのが、普段の食事に「+1の工夫」を取り入れること。
たとえば‥
- 白ご飯を玄米に変えてみる
- サラダにゆで卵やチキンをプラスする
- スープに冷凍ブロッコリーを追加する など
本当に簡単なことで大丈夫です!
小さな改善の積み重ねが、身体に良い影響を与えてくれます。
骨盤ケアで「ぽっこりお腹」をリセット
骨盤は妊娠・出産で歪みやすくなるため、適切にケアをすることが大切です。
骨盤が緩んだままの状態を放置してしまうと、腰痛や股関節痛が生じたり、下半身が浮腫んで体形が乱れてしまったり、尿漏れなどのトラブルに悩まされたり…
私も出産後に何度もぎっくり腰になったり、下半身が大根のように太くなったりと、散々な目に遭っています…(涙)
このようなトラブルの予防・解消をするには、何をすればいいのでしょうか?
自宅ですぐにできる簡単な骨盤ケア方法
おうちで時間の空いた時にすぐにできるストレッチがあります。
代表的なのは、仰向けに寝て膝を立て、ゆっくり骨盤を左右に揺らす方法。
骨盤周りの筋肉の歪みを整え、滞りがちな下半身の血流がよくなることで代謝アップ!
私が出産後によくお世話になっている、ヨガ・ピラティスインストラクターのYUMI先生の動画でもさらに詳しく紹介されています↓
※YUMI先生の動画は骨盤ケア以外にも、姿勢改善や筋力アップに役立つストレッチをたくさん教えてくれるので、オススメです✨
骨盤サポートクッション
座るだけで骨盤の位置を整えてくれるサポートクッションも、かなり役に立ちます!
骨盤ベルトって最初はしっかりつけるんですけど、だんだん面倒くさくなって最終的には存在すら忘れてしまうことも多々ありますよね?(私だけ?)
これは座るだけでよくて存在も忘れないので、産後3年は家に置いてほしいかなりのおすすめアイテムです。
腰痛のときによくお世話になっている整形外科の先生に言われたんですが、椅子に座る姿勢は腰椎の椎間板にかかる負担が大きく、その内圧は立っている状態のときの1.5倍にもなるそうです。
骨盤の歪み、腰痛を予防するのに役立つアイテムです!
短時間でできるエクササイズを取り入れる
育児中はまとまった時間を取るのが難しいですが、1日10分ずつでも体を動かすことで、滞ってしまった代謝がアップします。
赤ちゃんを抱っこしたままスクワット(太ももと骨盤周りを鍛えられる)や、家事の合間にラジオ体操を毎日1セットやるだけでも「なんだか体が軽くなった」と感じるようになれます。
お風呂を沸かしてるとき、夕飯の鍋が煮込めるのを待ってるときなどに、身体を動かすクセをつけてみてください♪
忙しいママを助ける便利アイテム宅配食サービス
忙しくて手一杯なとき、納豆とバナナとか、適当になりがちなのが自分の食事。
特に赤ちゃんや小さい子供がいるときに、大人にまで栄養のある食事をつくるって結構な重労働に感じますよね。
そこでおすすめなのが、Oisixやおうちコープなどの宅配サービス!
もったいないと思うかもしれませんが、スーパーで食材を買う手間も献立を考える手間もなく、栄養があっておいしいご飯がすぐに用意できます。
料理の時間を大幅に時短できますし、費用対効果としては意外と悪くない✨
ママが元気でいるためにも、週に1日くらい楽できる日を作っても誰も文句はありませんよ♪
私が産後太りから抜け出す道が見えた体験談
長男を出産した後、体重は妊娠前より+7kg。
「授乳で勝手に落ちるってきいたのに、全然落ちないんですけど!」と落ち込みました。
もともと痩せ体質で肥満にはなりにくいと信じ込んでいた私は、変わってしまった自分の体形がなかなか受け入れられず、旦那にとってもらった写真を見ては現実を知り傷ついたり…。
焦る気持ちで無理なダイエットを試みたりしましたが、ストレスが爆発して暴食し、結局リバウンド。
「無理なものは続かない」と身に染みて体験し、なるべく負担を感じないこと、習慣的に行えることだけを意識して食事や運動習慣を改善したところ、ようやく-5kg以上が実現しました。
私的に気づいたダイエットを継続できるポイントは「毎日必ず行う習慣に連動させる」ことです。
例えば、食事のあとやお風呂のあと、朝食の前など、自分が毎日必ず行う行動に合わせて運動などを取り入れると、無意識にやる気が起こったりつい忘れることがなく継続できるのでオススメです。
すぐに効果が出るというよりは少しづつ実感していくことになると思いますので、焦らずじっくり向き合っていきましょう!
まとめ:毎日の+1の積み重ねで、無理せず体形を戻していこう

産後太りは、ホルモンバランスや生活環境の変化によって起こるとお伝えしましたが、少しずつ改善することはできます。
この記事を読んで「私もやってみよう!」と思ったことがあれば、ぜひ今日から試してみてくださいね。
「ママになったからといってキレイを諦めず、好きな洋服をきてお洒落したい!」
そんな方はたくさんいます♪
適度に手を抜きながら、一緒に頑張っていきましょう✨